川崎市政100周年記念事業で6/29に開催される
かわさき100フェスに
ガルクラのバンド、ドゲナシトゲアリが出演するらしいけど
彼女らの出した歌「雑踏、僕らの街」で川崎市の事を
”腐敗した街”とか”嘘みたいなバカみたいなどうしようもない街”
と例えていたのにそれを呼ぶ川崎は太っ腹と思える今日この頃、
あなたは烏賊がお好きでしょうか。
でもこの歌詞に
”滑り落ちたら掴んでやろう 灰色の空その中で煌めく青さを”
が好きなんです。
昔工場などの排出される煙で川崎公害と呼ばれるほど
灰色の空気の街だった川崎でも、今は煌めく青さが隠れている
みたいな歌詞が刺さるんですよね。
さてさて私の事ですが
松江北山ヒルクライムの結果を精神的にまだ引きずってます(苦笑)。
それの気持ちを解消するために疲れがとれた火曜日の早朝に
練習コースにしている高清水の坂のストラバ区間の記録更新に
出かけてしまいました。
チャリのホイールは軽量化したままだし、
本番を走って、更に仕上がった感があり
身体を持て余し気味に思えたので
前の晩からバイクの準備してました。
でもいざ当日AM4:45に起きると、
走られない理由探しをする頭。
足だけでなく頭も弱虫ペダルです(笑)。
路面は濡れてない、寒くない・・・走られない条件なし
仕方ない走るか。
と決意してSOYのプロテインを飲んで、食パン1枚食べて
サイクルジャージに着替え、5:00に出発。
目指すは松江との境にある高清水神社の坂(セグメント名)。
まずは自宅からプロティアル(旧日立金属)の工場沿いを通り
中海の海岸沿いの道路へ出て、一時停止をしていると
珍しく女性のライダーが走り抜けていかれます。
安来もランナー以外の方もポチポチ出てきて
少しうれしくなりました。
中海を走ると朝日と中海に浮かぶ亀島が重なり、素敵な風景。
三文の徳をした気分。
気持ちよく安来海岸道路を走行でき、R9を横切り
松江と続く農道を走り、いよいよセグメントアタック。
もう50回以上も走る道なので起伏は心得たもの。
耐える所は耐え、緩斜面はギアを上げて速度アップ。
中盤からは息も絶え絶えですが、頭で描くペダルに体重が乗る
理想なフォームを維持。
腹筋で腰を持ち上げる感覚の前傾姿勢を保ち、
脇を締め、手でハンドルを押し上げ腰を起こし
体重がペダルにかかるようなフォーム。
ひざ下には何もないイメージでお尻の筋肉でペダルを押す。
辛い時にこそ正しいフォームだけを考え走るのだけど
ふと気が付けば肩に力が入り、崩れたフォームに。
そう思うとヒルクライムって修業みたいなものです。
悟りを開くのに必要な教え
「二念を継がない」という言葉が浮かびます。
この意味は目の前の事だけに集中することで
いらぬ空想をしない事。
例えば
腹減った→カレー食べたい→カツものせたい
と次から次へと想像することから
集中力を失ってしまうので
目の前のことに集中し、いらぬ事を思わないようにする。
ヒルクライムの時、目の前の苦しみから逃げようと
違う想像しようとするのを
やめる事が僕には必要に思えてきます。
まあそれほどストイックではないのですけど
二念を継がないというのはいい訓練になりそうです。
とまあ何度も集中しなおし、
そのつど正しいフォームに修正して、
後は根性で登り切り、高清水神社の坂のセグメント区間終了。
通過とともに、ガーミン先生が記録更新を教えてくれました。
あとで確認したら12秒の更新。
前の記録が2022年の9月なので、ほんと久々の自己新の更新でした。
ほらやれば出来るがん。
という自信回復よりも、もっとこの練習をして
ちゃんと体を仕上げて本番に臨んでおけば
という後悔ばかり。
まあ走る前から、例え記録更新しても
僕は後悔するんだろうなと思ってましたが
また頑張ってみようという思えるようになり
前向きのベクトルに変わった気がします。
まだ今年のサイクリングの季節は始まったばかり、
次にやりたいことを見つけて頑張るとしよう。
おはり。