毎日新聞が資本金を41億円から1億円に減資したときは
節税と報道されていたのに
それを真似する会社多数出たら、
税金逃れと報道することが信じられない今日この頃、
あなたは烏賊がお好きでしょうか。
資本金を1億円減資すると節税になる
というのは
外形標準課税制度を受けなくて済むというもの。
外形標準課税は地方税のうち事業税の一種です。
普通の事業税は会社の利益に課税されますが
外形標準課税の事業税は付加価値に課税されます。
利益または損失+人件費+地代家賃+支払利息で
付加価値が計算されるので、赤字であっても
事業税が課税されるという特徴がある制度です。
外形標準課税は資本金が1億円超が条件なので
1億円をこえる資本金の会社は1億円に減資する
というのが最近の流行りというものです。
まあ確かに税金は下がると思いますが、
それよりも外形標準課税制度の複雑なところが問題だと思います。
人件費を加えるというのは簡単だけど
会計上では賞与引当金だの退職給付費用だの
税務上厄介なものとか、
地代家賃から自動販売機による収入を引けだの
細かい事が多くて、結構な計算間違いを指摘されます。
ただ外形標準課税についてはあまり情報がなく
何が正しいのか正直分かり難く、
出来れば計算に携わりたくないというのが
節税よりも大きい問題だと思います。
やっぱり税金は分かり易く、平等にというのが一番かな。
正直僕的には外形標準は永遠に死んどけ
くらい嫌いな税金です。
おはり。