インボイスはマスコミでは
小規模事業者への弱い者いじめ
というけど、制度をよく見ると
小規模事業者以外の事業者方が
いじめられている気がする今日この頃、
インボイス制度って
インボイス番号を申請しないと
消費税が請求できない。
そして申請したら消費税を申告しないといけない
という事から
今まで消費税を申告しないで済んだ
小規模事業者も消費税を今まで欲しいなら
消費税を申告しないといけなくなることから
小規模事業者いじめの制度だと言われてます。
じゃあそれ以外の事業者は、損はないかというと
実はこちらの方が実質損しているという話。
というのも例えば、インボイスを申請している会社が
インボイスを申請していない飲み屋さんに22,000円支払ったとき
いままでであれば
交際費20,000円 支払消費税2,000円になるけど
インボイスを申請していない業者に
支払った消費税が認められないので
交際費は22,000円になります。
つまり経費が2,000円増え、支払う消費税が2,000円増えるのです。
(支払う消費税が2,000円増えるというのは、業者は貰った消費税から支払った消費税を差引いて、残った消費税を国に支払うのですけど、支払った2,000円が消費税とならず、交際費になるので、差引く消費税が少なくなり、税務署に払う消費税が増えるという事になります。)
経費が増えるという事は会社にとって損になるということです。
なのでインボイスを申請している業者は
申請していない業者に支払うと損になるという話でした。
ただインボイス開始して6年間は経過措置で
インボイスを申請していない業者に払っても
一部は消費税を認めてくれるので
その間に何とかしてくれという気持ちだと思います。
そんなわけで小規模業者は他の企業から
インボイス申請しろプレッシャーを受け続ける
という事になりそうです。
こう仕向けた国の財務省
小規模業者を守るという経済産業省。
自分から仕掛けたくせに
弱い者の味方ずらするのがセコいというか
コスいというか。
そういう国の姿勢が見えるので
ほんとインボイスは嫌な制度です。
おはり。