やっぱりけん玉が好き

惰性とボケ防止でブログを続けています

ファム

大山ヒルズが出来た当初、

こんなところにトレーニング施設を作ってどうすんの?

と思っていたけど、ダービー馬を育成に成功したり

まさかの三冠馬を育成したりと驚きを隠せない今日この頃、

あなたは烏賊がお好きでしょうか。

 

大山ヒルズもいつの間にか開業してから20周年

地元にあることが誇らしい施設になりました。

これからも名馬を世に出して欲しいものです。

 

さて自分はスポーツ観戦が好きですが、

マイナーなものではロードレースが好き。

 

ロードレースの面白さは弱虫ペダルを見ると分かりますが

簡単に言うとロードレースは基本チーム戦で

チームのエースを勝たせるために

他のチームメイトは犠牲になり、

エースのために死力を尽くし

最後はエース同士の競い合いというもの。

 

自分を犠牲にというのは

自転車競技で一番の敵は空気抵抗。

先頭を走ると空気抵抗をモロに受け、

スピードを維持するためには体力を

使い果たしてしまうのでエースに

前を走らせず、エースの風よけのために

他のチームメイトはエースの前を走り続けることが役割です。

 

まあチーム戦とはいえ、最終的には個人戦なので

単純に力勝負でもなく、それぞれのチームに戦略があり

競馬のように逃げとか先行みたいな作戦もあります。

 

さてそんなロードレース、代表格なものとして

ツールドフランスとかジロデイタリアとかブエルタ等があるのですけど

一般的に男性のレースが主に取り上げられています。

 

でもロードレースにも女性の大会があり

ファムと呼ばれています。

そんなファムの中にパリ~ルーベという大会があり、

一日で勝負が決まるワンデーレースで

男性選手でも完走すら難しいという

とんでもないほどの石畳の悪路が組み込まれた

超タフなレースが先週行われました。

 

レースは逃げが決まり、

10人くらいの逃げ集団が出来

それをメイン集団(プロトンと呼ばれます)を追う展開。

 

残り5キロくらいで、逃げは踏ん張ってましたが

プロトンとの差は10秒を切り、

もうカメラでも車団が見え、捕まるのも時間の問題

と思って、プロトンのエースはどうかと見ていたら

逃げ集団からジャクソン選手が前に出て

猛然とスピードを上げて、まるで逃げ集団を

最後まであきらめないよ と鼓舞してる感じ。

 

 

 

それを感じ取ったのか、他の選手も

最後の力を振り絞るようにスピードを上げ

プロトンの差を根性で20秒まで広げ

ゴールのある会場に。

 

そして誰もが先頭集団を引っ張っていたジャクソンの

優勝の目はないと思っていたら、

最後のスプリントでジャクソン選手が2番手

それでもあんだけ先頭で働いていたから

前について行けないのでは

と思ってみてると、直線に入ると

横に出て、前をとらえる勢い。

そしてゴール前で思わず声をあげてしまいました。

え?え!えぇぇぇぇ!!!

先頭をかわし、後ろの追撃を抑えそのまま優勝。

 

すみません、女性のレースと侮ってました。

こんな熱いレース、男性でも見られるものではないです。

多分今まで見たロードレースでもベスト3に入るくらいの

いいレースでした。

 

しかも超陽気な選手、一気にジャクソン選手のファンになりました。

これからは女子ロードレース、ファムにも注目しないと

なかなか忙しくなってきました(笑)

 

おはり。