やっぱりけん玉が好き

惰性とボケ防止でブログを続けています

南ア対イングランド戦

ラグビーカップで日本が対戦したイングランド

思ったより強いという印象はなく

日本、なんとかなるんじゃね?と思わせたけど

イングランドの戦い方は、相手が強ければ強くなるという

戦術だったと南アの試合で思い知らされた今日この頃、

あなたは烏賊がお好きでしょうか。

 

日本戦でのイングランドってアルゼンチンやサモアのように

強烈な波状攻撃というより、ハイパントで前に出て

相手のペナルティを誘いペナルティキックで得点

というのが主体の戦法なので、それほど脅威に感じませんでした。

 

それは日本が弱いから、戦力温存でしていたのか

とも思っていましたが、今世界最強の南アにも

準決勝で全く同じ戦術を使ってきました。

 

但し日本戦とは桁違い。

南アの強烈な突進してくる攻撃も

低くて猛烈なタックルで防ぐディフェンス。

世界最強といわれる南アのモールも前に進ませず

イングランドお得意のハイパント攻撃は南アにも通用し

終始イングランド有利の展開。

ラインアウトもどちらかというとイングランド

スクラムはほぼ互角という状況で、

完璧にイングランドペースで南アなすすべなしに見えました。

前半のスコアもPKを多くとったイングランドリードで終了。

 

後半戦に入ってもその状況は変わらず、こりゃ南アも

ここまでか と思っていたら、

フロップにヌチェ選手が代わって入ってから、

スクラムは南アが圧倒。

 

とはいえ、それ以外はまだイングランド優勢。

でも前半と違い、スクラムは南アがほぼ勝てる状態。

イングランドノックオンの軽い反則でも

スクラムをするとペナルティを取られ、

タッチキックでイングランドのゴール付近での戦いが続き

南アのモールを組むと見せかけてのセットプレーに遂に

この試合唯一のトライを奪われ、9点から2点差に。

とはいえ、あと10分守り切ればイングランド勝利。

 

イングランドは強固のディフェンスと有利なハイパント攻撃を継続。

そして残り3分、ハーフェイライン付近でイングランドノックオン

でもイングランドがこのスクラムだけ耐えれば、ほぼ勝利決定。

南アはスクラムイングランドのペナルティをもらえないと敗北

という状況下でした。

 

そして命運のかかるスクラムは、明らかにイングランドが良い形ではいるも

南アの猛烈な反抗で、左に左に移動していき、南アのプレッシャーに

イングランドが耐えきれず左に移動した判定され、ペナルティ。

 

これで南ア勝利に一筋の光が見えました。

とはいえPKを得たといえども、ゴールは49m先

素人目で見てもゴールは遥かかなた。

世界最高のキッカーといえども、距離。

それを冷静にボラード選手が決め、南ア逆転。

 

こうして

絶対ペナルティをもらわないといけないスクラムで押し勝ち

絶対決めないといけない長距離PKを決める

南アびいきの私でも、呆れるほどの勝負強さ。

 

80分間のプレー時間のうち南アの時間なんて5分少々。

そこに持ち込んだイングランドの戦術も凄いけど

僅かなチャンスをものにし、勝利する南アが凄い。

 

前回の南ア対仏も伝説に残る試合でしたけど

この試合も殿堂入りみたいなもの。

こんな試合がみられるなんて

同じ時代に生きててよかったと心底思いました。

 

さて最後はNZと南アの戦い。

一体どうなるのでしょう。

遺伝子レベルでラグビーをしているNZか

世界最高のフィジカルで勝負強い南アフリカ

勝戦が楽しみで仕方ありません。

 

 


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おはり