やっぱりけん玉が好き

惰性とボケ防止でブログを続けています

健康診断

今思うと私の40代は健康診断との戦いだった。
というのも41歳の時、前厄で生まれて初めて健康診断を受けた。
当時の僕は、メタボ予備軍でお腹が出ていた。
どのくらい出ていたかというと、男子便所で小便をしていたら、
自分のが腹に隠れて見えないほどに。
 
若い頃は腹の中に虫がいるのでは?
といわれるほど食べても太らない体質だったが、
40代を迎えるころは私も他の人同様に代謝が悪くなり、
食べたら食べた分の結果が身ついてきた。
こうしてメタボ体形と厄年を迎えこの先の事を考えるとちと不安になり、
健康診断を受けたのだった。
  
健康診断は身体測定、尿検査、視聴覚検査、血圧、
心電図、レントゲン検査、血液検査というもの。
身長、体重測定の次の尿検査でいきなり要チェックが入り、
持参した健康診断書に前の人には
付けられなかった箇所に丸を付けられる。
 
聴覚、視覚、血圧、心電図、レントゲンと淡々と進み、
最後に医師の診断をうけ終了。
後日来た結果通知は尿検査・脂質・糖に要検査の烙印が押された。
だがこの時は原因をお菓子の食べ過ぎと自己判断し、
病院にも行かずにお菓子の量を減らし、翌年の健康診断に臨む。
 
昨年いきなりアウトになった最初の関門、
尿検査は無事通過。
その時見せる渾身のガッツポーズ。
自分でいうのも何だが尿検査こんな事をする ヤツは
かつて見たことない。
案の定、隣の聴覚検査している人に騒がしいと叱られる。
 
後日届いた結果通知も要検査がなくなり、
晴れて健康体に復帰した。
よっしゃ。これでバケツサイズのレディーボーデンが食える。
 
こんな風に調子になるから翌年はアウト。
その次の年は調整してセーフと
その後は野球拳のフレーズのようにアウトとセーフの繰り返し。
ただ”よよいのよい”といかなかったが46歳のとき。
前年がアウトだったからかなりお菓子類を
セーブして臨んだにも関わらずアウトの宣告を受ける。
しかも診断した医師からいきなり最初の一言が
「どこの病院にいく?」からの質問。
 
流石にこれはまずいと思い、仕方なし病院に行った。
再度検査をすると糖尿病予備軍から正規軍に認定された。
後日談だが、同じく糖尿病治療をしている父も同じ主治医と判明。
母には医師からほどほどなら酒を飲んでもいいと言われたと伝え、
毎晩晩酌をしていたのだが、
この事を医師に確認すると出来るだけ酒は飲まないように
と伝えていたようだ。
人間って人の言ったことを都合よく解釈するものだと学んだ。
これから父をパイセンと呼ぼう。
 
さて糖尿病になったらどうなるのか。
実は僕も良く分からない。
医師の話だと合併症が怖いとか言ってる。
私なりに解釈すると糖尿病は血の病気と思っている。
合併症というものは血液の不具合から起きる
透析、失明、末端壊死など
生き地獄のフルコースのヤバい奴と思えばいいのかもしれない。
 
今の僕は自力では体内部のコントロールを失っているから
もう薬は欠かせない。
その薬によるコントロールが上手くいっているかどうか
確認するのが定期検査。
40日に一度病院に行き、自分の生活態度をチェックしてもらい、
薬の量を決めるという流れが出来た。
一ヶ月約2,000円の顧問料を先生に支払うだけで
私の健康を管理してもらえると思うと、
さほど大変な事ではないように思える。
そしてコントロールに必要な薬は一月3,000円くらい。
これ以上増やさないようにしないと。
 
こうして長くなるだろう糖尿病との付き合いになるだろうが、
経済的な負担があまりないことがわかりかなり気が落ち着いた。
もちろん条件は悪化しなければということだけど。
 
糖尿病の生活環境下の注意点は食事と適度な運動だそうだ。
食事は腹八分目を目安にし、3食ともカロリーを同じようにすること。
朝抜いたので昼は朝の分も摂取するというのはいけないらしい。
そして極力炭水化物は食べないよう意識する。
条件はこれくらい。
だからこの範囲内だと何を食べてもいいが、
野菜中心にしなさいとアドバイスを主治医から受けた。
運動は僕の場合ロードバイクがある。
幸いな事に朝練のチームに所属できたので定期的な運動は出来た。
さらにロードバイクの大会に出場するとなると
良いタイムで走りたい気持ちがある。
それにはある程度体を絞らないといけない。
なんせ登り坂だと自分の体重とバイクが重斤になるからだ。
バイクの重量を1㎏減らすのに数十万円かかるブルジョアなスポーツ。
腐れ貧乏人の私は身を削る選択肢しかない。
そこで体重67キロ→62キロに体を絞ろうと思ったのだけど、
朝練チームのリーダーから目標を60㎏にしろとアドバイスを受け、
60キロを目標に体を絞った。
実際には少し届かず61キロで終わったが、
大会で自己ベストを大幅に更新した。
結果はそれだけでなく、
定期健診では糖を示す数値も糖尿病生活後のベストを更新。
それで薬は減らなかったが、
この生活が将来の健康につながる兆しに喜びを感じた。
ただし主治医からは適度の運動と言われているのだが、
毎週土日の朝練で心拍数が自分の限界値の180近くまで上げているので
これが適度といえるのか悩みどころである。
まあパイセンの思考を見習って毎週180上げて練習し、
習慣化ているからこれも適度ということにしておこう。
おはり。