やっぱりけん玉が好き

惰性とボケ防止でブログを続けています

広島市民球場で警備員のバイトしていたころの思い出

この時期、研修で寝ている人を

ちらり、ほらり見るけどそういう人は大抵花粉症で

薬の副作用で眠たいと思うと意見が出たら

じゃあ政治家もそうなのという話が出て

政治家は違うと言われ、そういう意味では

政治家って可哀そうな気がして来た今日この頃、

あなたは烏賊がお好きでしょうか。

 

さて

広島市民球場で警備員のバイトをしていたときの話を。

今から35年前のころ、

私が広島の簿記系の専門学校に通っていた時

12桁電卓をなくしてしまい、

再取得資金を稼ぐため、友達がしていた

警備員のバイトを紹介してもらいました。

 

最初の警備先は宇品の競輪場。

15人で警備するところを、10人しか集まらず

出た指示が監視カメラのある所は歩いて

無いところは走れという無茶苦茶なもの。

初めなのでこんなものかと思い真面目に走った僕に対し

慣れている人はトイレで休憩していたと聞きました(笑)。

 

この警備会社、広島市民球場の警備をしているという事なので

次からはカープの試合の警備のバイトに参加。

警備ですることは

駐車場の監視、球場入口での不審物の持ち込みの監視、

観覧席入場入口に人がたまらないように監視若しくは

空席への案内というのがメインで

観客の揉め事の止め役などは殆どなかったのですが

一度だけ先輩が観客に殴られたという話は聞きました。

 

時給は当時一試合4,000円くらいで

巨人戦は一時間通常より集合が早いし、

観客が多いためか1試合5,000円でした。

 

時給は試合時間によるものですから

北別府投手や大野投手のときはすぐ終わって良かったのですが

川口投手のときは異様に長くなり、

割に合わなくなることもありました(笑)。

 

特に抑えの津田投手が出てきて、これで終わると思っていたら

同点に追いつかれ、そのまま延長となり

結果、時給換算にしたら370円となり

労基もビックリとなる日もありました。

 

また給料以外の特権と呼べるものは

プロ野球選手を間近で見られ、偶に挨拶を返してくれる。

・偶に芸能人の取材があり、芸能人と会える。

・大下剛氏に会うと「おお警備員、やっとるか」と背中に気合を入れられる。

・関係者のトイレでしていると偶に選手が入ってくる。

まあ一番良いところは、タダで試合が終盤は見られるというものでした。

 

終盤さえ見られないというときは

有名な解説者とかが来ていたら

タクシーを呼び、帰られるため

その警護で駆り出されます。

 

その警護で思い出深いのは長嶋監督。

当時のタクシーを止めている場所はバックスクリーンの真裏。

現着すると先輩警備員からもうじき来られるから

タクシーの周りを固めるように指示され

その兵隊要員でバリケードを形成していると

Mrがコッソリ登場され、タクシーに乗り込もうとすると

一人の観客の方が気づかれ「あっ!ミスターだ!」と叫ばれ

さっ 早く乗り込んでと思ってタクシーを見たら

流石長嶋監督、入ろうとしたのをやめ、また外に出て

ファンに向かって手を振り、それが大勢に知れ渡り

殺到するファンの皆様。

長嶋コールにMrは

360度挨拶してようやく、タクシーに乗り込み

僕たちのバリケードはあえなく崩壊。

タクシーの前の人の波をかき分けながら、

もみくちゃにされるは、先輩は痴漢扱いされるは

もう大変な目に合いました。

やっぱミスターは大変な人と思い知らされました。

 

でも35年のときが経過しても、こういう思い出って

鮮明に残っているものなんですね。

たった2年間の事でしたが、

一生語れる思い出になりました。

 

おはり。